くるまのあれこれ

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自動車整備士になりたい人への注意点

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自動車 整備 エンジン

自動車整備士になりたい人への注意点


自動車整備士になるためには、
自動車整備士国家資格が必要です。
一般的に2級ガソリン、2級ディーゼル
の資格を持っている整備士が多いです。


この国家資格を取って働く整備士ですが、
いくつか注意点があります。
整備士の方、整備士になりたい方の参考になれば幸いです。

1.資格手当てが少ない


2級ガソリン、2級ディーゼルの資格を持っていても
2級整備士
という1つの資格手当てが付くだけです。


また、2級整備士手当てで約2500円/月
1級整備士でも約5000円/月と
わずかな手当てにしかなりません。
まだ手当てが付けば良いのですが、
『整備士として雇っているから資格は最低条件』
という企業では手当てが付きません。


専門学校に通って200万~300万を使ったのに、
費用を回収するまでに60年以上掛かる計算です。


2.体力的にきつい


自動車の整備はエンジン・ミッション・ホイールなど
重いものを扱うので腰にきます。


しかし、そんなこと気にならない位過酷な労働になります。
その中でも、
・一年中野外での肉体労働
 季節の変化が単純につらいです。
 春は花粉の影響をモロに受けます。人間も車も...
 夏はつなぎの影響で大量の汗をかき 熱中症 脱水の危険が、
 秋には気温と気圧の変化で体調をくずし、
 冬は寒さで震え、手元が狂い怪我をする。


・忙しい店だと体の限界が来る
 整備士は薄給激務の仕事です。
 繁忙期には9:00~24:00で働き続け、
 それ以外は9:00~20:00仕事 20:00~資格勉強。
 私の会社は強制で上記のスケジュールをこなしていました。
 20代前半だった私は体力が多少あったので頑張りましたが、
 同僚は一人また一人と辞めていきました。
 私自身も4年目に限界が来てドクターストップ。
 普通の人間では持たない仕事内容でした。


この2つは整備士の苦痛・苦悩・健康面に多大なる影響を与えます。


3.給料が安い

整備士の薄給は昔から有名ですが、
最近はさらに拍車がかかっています。


・税金は上がるのに給料は上がらない
・燃料は高いままなのに給料は上がらない


これだけでも薄給の人間の生活は大きく変わるのです。


また働きすぎてお金を使う機会が無いのに、
薄給のためお金は貯まりません。
私はボーナスを使わずに生活費に使って生活していました。
そして毎年来る5月の自動車税。こいつが厄介です。
車検と重なったら間違いなくお金が足りません。


お金が足りなくなるのが分かっていたので
アルバイトも始めました。4ヶ月で倒れて救急搬送になりました。


このように救いようの無いくらい金欠のループに陥ります。
ノルマなんてあったら地獄ですよ。




以上3つの注意点を挙げてみました。
まとめると、
『整備士は激安月給なのに奴隷のように働く』
って感じです。

仕事選びは人生を左右するので慎重に!!